【人】 蕃神 雷恩[だからこそ、揺らぎを観測されたことに恥じ入る思いを抱く。 羞恥と呼ぶべきものか。 一瞬の揺らぎと芽生えたものを、重ねる問いに霧散させ。 桜花に向け、続け踏み込んだ質問をすることもまた、 珍しいことではあったのだろう。 彼が語る様子を聞く。 栗鼠。は自分は見た覚えがない。 多分植物園の別区画にいるのだろう。居なければ温室にか。] そうなんだな。 ……俺は、見たことがないから。 出会えれば、良いなと思う。 [君の考えたように、面白い動きをしたり ふわふわとするのだろうか。 ――見ているだけ、と、告げる彼に。] (33) 2023/11/20(Mon) 19:49:32 |