人狼物語 三日月国

145 【R18G】星仰ぎのギムナジウム2【身内】


【人】 司書 エルナト

>>32 フィウクス

「……うーん、わからないな。」

本に落としていた視線をあげて、
君の顔を見る。

「病気なんて、治っていい事しかないのに。」
「治っても幸せじゃないなんて。」
「病に助けられてる部分でもあるの?」

自分は、病なんてすぐにでも治したい。
普通になりたい。ただの人間になりたい。
そう願ってやまないのに。
それが幸せだと信じ続けているのに。

「まぁ、どうせこんな本、他に誰も借りないから。」
「持っておいたら?気が向いたら読みなよ。」

はいどうぞ、と君が返した本をまた差し出した。
(34) arenda 2022/05/03(Tue) 23:20:37