>>+14 アイシャ
「いいんですよ。まだお疲れでしょう?
では、先日選んでいただいたラベンダーの花はまだありますか?香りも気に入ったので、もう少し欲しくなりました」
今日はその場で代金を支払うだろう。先日の分も合わせてしっかりと。
花を受け取ってもすぐには離れようとしなかった。
「……お腹が空いていたら、チキンはどうですか。
エドゥアルトが大きな鳥を獲ってきてくれたんです。
しっかり焼いたものもほろほろになるまで煮込んだものも、なんでもありますよ」
出てきたのはそんな言葉たち。
灯屋なりの気遣いのようだ。