![]() | 【人】 御忍び シールうわぁっ、 [こんな時くらい可憐な悲鳴が上げられれば良かったのかもしれないが、王子として男として過ごした年数が長すぎて、咄嗟に女らしい振る舞いが出来るものではなかった。 いや、そんなことより] な、なんだ、いきなりっ どこも怪我してないし歩けるから、っお、おろせっ [男の背中を叩き、足をじたばたさせて抵抗するも、 階段に差し掛かって危ないと言われたら 大人しくするしかなかった。 落ちないように首に両腕を回し、顔を伏せて耳元に唇を寄せ] (34) 2024/11/02(Sat) 2:31:39 |