[ふらふらと足元の覚束ないまま、通路を歩く。
とにかく誰かに会いたかった、でもどこに行けばいいのだろう。
>>0:549 小泉さんとは別れてしまった、移動するつもりだといっていたからどこにいるのかは分からない。
他の皆も…どこにいるのかは分からない。
足が萎えた時、ある時のことを思い出した。
>>0:156その時向けられた笑顔と近寄りがたいという印象しか普段は思い出せなかった記憶、自分にかけられた言葉を克明に思い出して声を出す。]
…助けて。助けて、松本さん。
[足はもう動かず、力を失ってその場に座り込んだ。]