【人】 二年生 稲出 柊一― 長尾先生 ―[夏祭りの準備日、そして夏祭り当日。 オレは当然家にいないから、 この時は兄ちゃんが黒鉄の散歩を代わってくれたんだ。 でもそれも終わって、 また毎日散歩するようになったある日、 長尾先生を見かけてさ、嬉しくなって声をかけた。 オレは手をぶんぶん振って、黒鉄は尻尾をぶんぶん振って。 もしかしたら長尾先生には、 犬が2匹いるみたいに見えたかもしれない。] せんせー、オレ……名前つけましたよ。 [にかっと笑ってそう言えば、きっと通じる筈。] (35) 2021/07/27(Tue) 22:54:13 |