【人】 国文学教授 クマガイ─月曜日・正午/私立野薔薇大学・学生ラウンジ─ そうかい? ゼミ生との仲は悪くないと思うんだけどね、 不思議と僕のことをランチに誘ってくれなくて…… ……そう考えると確かに、 こうして生徒と昼食をとるというのは貴重な機会かもしれないね。 ワンコインの定食だけど随分贅沢をした気分だよ。 [クリームパンを頬張る相手>>33の様子を暫しにこやかに眺めてから、テイクアウト用のパックに乗ったからあげ弁当を一瞥してから喜色を乗せて表情緩ませ、割箸を割ってからあげを一口、口に含む] おや、覚えててくれたの? 講師の地位なんてみんなあんまり気にしてないと思ってたよ。 実際、やることもあんまり変わらないしね。 八代くんは無事卒業はできそうなのかな。 きみ、確か4年生だろう。……ええと、留年してなければ。 [弄っていたスマホをしまう仕草。こういう部分が真面目な生徒なんだというのは何となく授業を持っていた頃から知っていた。 皆勤賞――とはいかないが、出席したらしたで、案外真面目に受講するものだなと思ったのが記憶に新しい] (35) 2021/04/04(Sun) 23:35:01 |