【人】 古書店店主 薄氷 智詞― 翌朝:ラウンジ ― [ 翌朝の目覚めも悪くない。 朝日と共に目覚め、簡単に顔を洗い、 寝間着の浴衣の紐を解くと、 水色のシャツと白いテーパードパンツに着替える。 今日は、紺のボディバックに 財布と携帯と水色の和紙に赤と黒の金魚が泳いでいる ブックカバーをつけた文庫本を入れたところで、 本を読むのは、いつでもできるし、 ここでしかないことをしようか。と、 昨日では考えもしなかったことを思いついて、 文庫本は、元の荷物の中へと戻す。 さて、何をしようかと考えながら、ロビーに降りてきた。 ラウンジで昨日出会った懐かしい人の珍しい服装は 見つけられたかな。 新聞で顔が見えないと気づけなかったかもしれないが>>29 うーん、と悩んだ様子で、近くを通り。 新聞の向こうの、顔を見れれば、 あれ、清平さん?と声をかけただろう。 それから、近くの椅子か、同じ場所かに座って、 とりあえず、朝食を食べようかと、 珈琲とサンドウィッチを注文した。 昨日、ちえが美味しそうに食べていたから、 食べたくなったんだ。*] (36) 2020/07/26(Sun) 12:06:07 |