【人】 よろず屋 シラサワ>>31 >>33 >>34 「長はんが何考えとるかは俺も知りたいこっちゃやなぁ。 伝統で毎年のこと言うても、なかなかに独特や。」 元々外を知る身故の言葉でもある。 いやはや、ユヅルとシキの前で繰り広げられる言葉の応酬。 もしかすれば毎年の事なのかもしれない。 シキには見慣れぬ光景だろうが。 「商売人は強かでないと生きていかれへんからなぁ。 図太く生きるで? うちの商売の需要が、 この島にある限りはな。」 そんなことを言いつつ、沙華のブレスレットを見やる。 合わせるように見上げる二人に少し屈み、 己も長袖から自分のブレスレットを見せる。 「今年はようよう近い人間が"アタリ"やな。俺もやけど。 話、聞けるんならそのうち聞きたい所やなぁ、 情報かて価値あるもんやさかいに。 ユヅルはん、コラーダ好きか? 欲しかったら言うてや。 サービスするよう屋台に言伝ぐらいは出来るわ。」 (36) 2021/07/20(Tue) 17:12:41 |