【人】 霧ヶ峰 友紀「あ、あのぉ、すいません…。」 だから、お酒コーナーを見にきたであろう、さっきのぶつかった男の人にこっそり声をかける。 「あんまり甘くなくて、飲みやすくてそこまで高くない。 そんなオススメなお酒あったりしませんか…。」 ビールとか発泡酒とかは全部同じに見える。 でもあの人が苦手って言うから飲んでもなかった。 そもそも、お酒自体あんまり飲んでないし。 でもだからこそ恥を偲んで。 「…ちょっとお酒に逃げたいんです。」 大真面目に語るのだ。* (36) 2022/10/14(Fri) 20:22:14 |