【人】 綴り手 柏倉陸玖>>35 普川 「 え…… まあ、うんとりあえず全部決め付けて掛かって一人で自己完結する前に お前に相談すればいいんだろ…… 多分 」多分とさえ言わなければ恐らくまだ格好が付いたものを。 そして問題はそれだけではない気がするが、まあそれはそれ。 何事もできる事から片付けて行くしか無いだろう。 追及されればそんな現実的なんだか言い逃れなんだか なんとも言えない返答を一つ。 よくよく考えてもみれば以前はお互いしか頼れなかったわけで。 それがある時期を境に独り立ちしてしまった、となれば ある意味ではしてたのかもしれない。浮気。 浮気というよりこちらが勝手に離れて行っただけだが。 もっと悪い。 「とりあえず今はわかった、つもりで居るし。 お前がわかってないと思ったらその時は指摘して欲しい。 そういう約束だったろ、あの時も…」 だから今この場はそろそろ勘弁して欲しい。 これ以上は足がヤバいかもしれない。そう目で訴え掛けた。 「普川〜……」 ダメ押し。 (36) 2021/11/09(Tue) 7:39:21 |