[ 珈琲特有の味わった者なら誰でもわかるであろう
その香り。
店いっぱいに広がれば
>>19 思い出すのは生前の記憶のようであり
その記憶はどこか霧がかかったように曖昧で
思い出すことへの抵抗のせいなのか
それは本人ですら今は深くは考えられず。
そんな複雑な脳を香りが満たしていく。
思い出そうと
そうすれば何を
考えよう
としていたかは
些細なこととなる。
彼が飲み干し、消えていく姿を見送り
>>23 ]
迷子になるんじゃねーぞ
[ 聞こえたかはわからないが
どこかふらふらとしている彼の姿を心配に思うのだ。 ]