【人】 運び屋 バーナード>>37 カストル 「そうは言ってもなかなか俺に似合いの役職だろ?」 自分が無思慮なら、とあえて行った言動もある。そうすることで進められた議論も当然あるわけで、ならば最後までこの役職としての責務を負うのは当然だと思った。 思うことにした。 「……はは、怒られるの嫌だな。それなら大人しく進行に従うよ」 普段なら纏っているはずの装備を何一つつけていないバーナードが床に転がった拳銃を手に取る。あなたの傷跡を確認すれば自分もそれに倣って自分の肩に押し当て……発砲。 同じ武器を使って殺した初日と、同じ武器を使って死ぬ今日が、歪に重なる。 「……なあ。どう死ぬつもりだ?」 (38) 2021/09/09(Thu) 12:22:12 |