【人】 古草擬き レヴァティ>>35 ヴェルク 「……そうなの?か?」 だってヴェルク、オマエがやらなくたって他のヤツらでやっちゃうじゃんか。 なんか……なんか。 「だったら……だったら、 手伝うぜ 」全然、好きな顔じゃない。片手で包むように触れて、ぐにぐに揉む。 「本当にさ、殺し たい んだったら……」元気のないヴェルクに願い事があるなら叶えたい。 それで、前みたいに笑ってくれたらいい。 「キエはあっちいけって言ってたけど……それは後で謝りゃいいから……」 本当にいいのかあまり自信はないけど。でもちょっとタイヘンになるだけだ。 「オレはヴェルクがやりたいんだったら、疲れててもなんとかなるように…… 頑張るから! な?」どうか力強い味方を手に入れたと思ってもらえるよう、笑ってみせる。 ここに狂気はない。あるのはただの誤った"思いやり"だ。 (39) 2022/06/22(Wed) 2:41:12 |