【人】 綴り手 柏倉陸玖>>38 普川 「多分って言わなくても警戒するよ正直」 人間不信? というのは冗談としても。 言うなれば、万が一の時を考慮しているだけ、ではある。 常に万が一を考慮する時点でかなり悲観的なのは、そう。 これが柏倉じゃなければというのも、まあそう。 そうして足を触られれば、少し嫌そうな顔をした。 正座中、逃げ場が無いため。とはいえ騒ぎ立てるわけでもなし。 実際痺れてるのか痺れてないのかは悟らせてくれない男。 「う、マジで足キッツい…… 6日も? それ大丈夫なのか?色々と…」そうは言っても書面を見れば流石に困惑した。 生徒会も風紀委員も全体的に忙殺されていたわけだし、 暫くは大半の職務を学園側がカバーする程度の義理はある筈で。 流石に学園側にもそれくらいの温情はあったのか。 ともあれ手を借りて立ち上がる事はできたので、良し。 何やらぶつくさ言ってはいるけども。 「まあいいや。反省文も…まあ、後から考えるとして。 どっかってお前、何処行きたいの。 そっちで決めていいよ、折角もぎ取って来た休みなんだし」 (39) 2021/11/09(Tue) 22:21:38 |