人狼物語 三日月国

113 【身内】頽廃のヨルムガンド【R18G】


【人】 骸狩り スカリオーネ

去っていく二つの人影を横目で眺め、
それに釣られて視線が掲示板の前へ。
どうせ仮眠をするのだ、とのっそり立ち上がり。

>>38 アンゼリカ

「……。掃除屋は自傷の癖でもあるのか?」

横……いや、上から響く声がひとつ。
もう一人、あなたが師匠と仰ぐ者に依頼をする男が見下ろしている。
普通の人間の通り道としては十分だが、
立派な体格の男には僅かに狭いのか、通してくれと仁王立ち。

――あなたが場を空けるように気がつくのなら、
その手に幾分上等なハンカチと、包んだ硬貨数枚を握らせる。
応急処置の布と、カップの弁償代。
それだけ渡して、二階へと歩いていくだろう。

気付かないのなら、ため息をひとつ。
硬貨数枚包んだ布を魔女に投げ、アンゼリカを指して去っていく。
(40) shell_memoria 2021/12/09(Thu) 2:12:57