人狼物語 三日月国

55 (R18)竜宮城


【人】 因幡 フウタ

[理恵の腹の音には気付けないまま、
竜宮城の朝の馳走が運ばれてきて、また二人で摘まんでいく。

理恵が珍しく、こちらにしか用意されていない食べ物に興味を持った。温泉卵だった。>>22
言われた通り小鉢を差し出して好きなだけ取らせたが、
反応はあまり期待していなかった。
わりといけるとの評価に少し驚いたが、それだけ。
小さな差異を、へぇ、と頷いて流してしまって、
そのあとのかりっとまんじゅうとやらに二人で舌鼓を打った。
土産屋にないのかな、探してみよう、と提案したりして、
元旦の朝飯もいい時間となった。

食後に御簾の中で二人で寛いでいると、
ふと、理恵が窓の方へ視線をやる。
そうかと思えばこちらに乗っかって来て、その突拍子もない襲撃に「ぐェ」と鳴いてしまうのは割とよくある光景。

だが目の前に差し出された問い>>23に、
沈黙──そして、こく、と喉が鳴る音]


  理恵が、 いやじゃないんなら。


[そりゃ露天風呂のは落ち着いたが、
散らせなかった劣情の記憶はまだ新しいもので。

気が乗る様にしてみるけど、
気が乗らないんなら途中まででもいいだろうとは考えながら、
朝餉が運ばれる前に着替えていた理恵の服の裾に手を添わせる。
指先で縁をなぞるだけから、摘まんでぴら、と裾を持ち上げる]
(41) nikibi 2021/01/10(Sun) 5:17:04