人狼物語 三日月国

184 【R-18G】ヴンダーカンマーの狂馨


【人】 修復師 ラシード

─ 来訪者、または贈り物 ─


[若き職人の正体と、その来訪を知る者の元には
何者かの手によって、紅い祝福が届き始める頃か───
もしくは、それはとうの昔に渡されていて。
彼等の手元にずっとずっと在ったのかもしれません。

その紅は、呪を祓う紅

計画の日、夕刻の鐘>>13が鳴る時に、
口と鼻を覆うようにこれを纏って欲しい、
そうすれば”呪い”を免れることができるから、と。
彼等にそう告げたのは
工匠組合を名乗る”同胞”か、手紙の質素な文面か、
はたまた────もっと気の利いたメッセンジャーだったでしょうか。

紅い呪布は、同胞の証

この島を犯し、滅ぼす呪いを招き入れた裏切りの証。

───それを失うことは、
    彼等との信頼関係よりも遥かに大切な正気を失うことを意味するのだけれども。]
(41) 2022/11/05(Sat) 2:15:26