人狼物語 三日月国

237 【身内R18】冬来たりなば春遠からじ


【人】 瀬戸 海瑠



  ―――、 手、 で。


[手を彼の方に伸ばす前だったのに、
そんな風に言われて>>31、ぽっと頬を赤らめて固まってしまった。

腕、は、恥ずかしい。
というより、自分が今手を繋ぎたかったのに、
彼の方も同じ事を言ってくれたから、
同じ気持ちだったのかなって嬉しくて。
手袋もしていないけれどしっかりケアをしている手を
そのまま彼の手の上に乗せ、そっと握る。

久し振りに触れる彼の手は、
やっぱり記憶よりも細く感じられたけれど、
骨と、血の通っている体温にじんわりと胸が熱くなって、
握る手に少し力を込めた]


  行き、ましょう。


[彼を見つめて、手を引いて歩き出した。*]
(42) nikibi 2023/12/20(Wed) 21:49:09