【人】 看護生 ミン>>42 ラサルハグ 「はい、お祭りを楽しむ時間から、余韻を楽しむ時間までありますよ。きっと、そうしているうちに次のお祭りが来て、楽しい時間がずっと続くんです。」 少し忙しそうですけど。と笑う。 ——たまに、相手の気持ちが全て理解できるようになればいいのにと思うときがある。 そうすれば、正しく気持ちを理解して、望む言葉を選んで、寄り添うことができるのに、と。 だけど、そんなものが無くても、今、自分の気持ちは正しく伝わったのだと、穏やかに微笑む彼を見て、そう感じた。 「まぁ、ふふ。素敵な同僚の方がいらっしゃるんですね。 ラサルハグさんの物書きの才能まで見抜くなんて。 好きな物語ですか?読書は好きなのでなんでも読む方ではありますけど…そうですね…。 ロマンチックなお話も大好きですけれど、一番好きなのは冒険ものが好き…ですね。大きな困難に皆で手を取り合って立ち向かう姿なんていつも感動してしまって…。 一番好きなシーンなのに涙でその頁だけ駄目にしてしまった事もあるんですよ。」 そう言って、少しばかり恥ずかしそうにはにかむ。 好きな頁が読めなくなった本でさえ、今は彼女の大切な思い出だ。 「ラサルハグさんは今まで何か物語を綴った事はおありなんですか?得意な系統があるなら、そういったものでもいいんでしょうけれど… もし妖精が題材になるなら…ファンタジー、になるんでしょうか?きっと美しい情景が描かれているんでしょうね。」 (43) gu_1259 2022/03/23(Wed) 19:12:26 |