【人】 4年生 小泉義哉[ 次に“普通”という概念を植え付けたのは 小学校の友達。 小泉家では夕食の時間にテレビを見ていると 父親が露骨に嫌な顔をするから、 テレビの電源を付けないのが家族のルール。 けれど、夕食の時間帯に流行りの番組が放送されれば 学校の話題はそれで持ち切りになるわけで。 その番組を見られなければ、 いくら家の事情を話したところで 「義哉がおかしい!」と一刀両断される。 子供のルールは主観に基づいた善悪に縛られがちと 大学生になった今なら分かるけれど。 仲のいいと思っていた友達は、 “普通”じゃないからという理由で 義哉のもとから離れていった] (44) 2022/09/04(Sun) 1:14:30 |