【人】 看護生 ミン>>44 ラキ 「まぁ、灯火そのものを売る方もいらっしゃるんですね。 華やかで穏やかで、色んなものがあって…レッヒェルンはとても素敵な町ですね。 それでいて…ここに住んでらっしゃる殿方は皆そんなに口が上手いのかしら? 私…お世辞に騙されてしまいそうです。」 照れたようにはにかみながら、それを誤魔化すように 「それで、何を買って欲しいんですか?」なんて茶化してみる。 「何か一つの事に集中できることってとても素敵な事だと思いますよ。 それだけ夢中になれる魅力が、このランタンには詰まっているんですね。 それに…もし勉学を疎かにしてしまった事を後悔されてるなら、今から学びなおすのもいいと思いますよ。 何かを始めることに遅いも早いもありませんから。」 明るい陽の下で柔らかに灯る明りに目を細める。 今は優しい光でも、夜になれば心強い隣人となってくれるのであろう。 (45) 2022/03/23(Wed) 21:28:45 |