![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[思い出す、いつかの記憶。 俺達はまだ高校生で。 俺が、ユーリとしての在り方を確立しようと、 手探りでもがいてた頃。>>0:294 七川先生の舞台稽古があった時期に、 興奮も冷めやらない口調で 惺に話を聞いてもらうことがあった。 よく晴れた日の昼休み。校庭の芝生に並んで座って] 七川先生は、演出手腕はもちろんだけど、 役者と作品への愛が凄いよね。 実際はどうあれ、自分はただのパーツじゃなくて、 替えの利かない“一部”なんだって 信じさせてくれる熱量が、凄い。 どっから来るんだろうね、アレ。 その分、めちゃくちゃ怖いんだけど。 そんなことまでする?っていう。 でも理不尽なことでも納得はできちゃうっていうか。 ……応えたい、返したいな、って自然と思う。 他の役者さんとか、スタッフさんも。 きっとおんなじ。 [そう言って笑った俺は、前しか向いていなかった。*] (46) eyes 2025/08/20(Wed) 21:25:27 |