【人】 祓魔師 ダンテ[ 自分のおどけた様子に>>44ヴィが笑みを浮かべたのを見てこちらも安堵する。お互いに相手を大切に思うばかりに気を回しすぎる所が有る様に思う。 自分のことは置いておいて良いのだが、ヴィのことは大事にさせてほしいなんて勝手なことを考えてしまう。 多分、彼の体質のせいもあるかもしれない。] 最初はね。 [ あの時は、故郷で病に伏せった恩人を訪ねる旅だった。危篤の連絡を受けてからの数日の足止めは気が急くばかりで、宿すら無いかもの瀬戸際。] 君と出会えてよかった [ ふふと笑って、素直に当時の気持ちを口にする。今の自分の顔は何か眩しい物でも見たような表情になっているのだろう。そして、その思いは常に継続している。 歯の浮くような事でもできるだけ言葉にするようにしているのは、言わなければ伝わらないというのと、足止めのせいで結局は恩人の最後の瞬間に間に合わなかったという経験のせいかもしれない。*] (47) 2021/04/15(Thu) 1:42:33 |