
![]() | 【人】 七川 惺[測り終わって指を離し、とある葛藤をしていると。] 「あ、うちのヤツ寝ちゃったの? なら連れてくなー。」 [無常にも。 斜め上からリヒト先輩の声が降ってきた。 俺は、はっとして身を固くした。 先輩が悠凛のプレデビューの ユニットリーダーだっていうのは聞いていた。 αだっていうのも。 ]ちわーっす。 [ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう。 先輩後輩の関係が重んじられる高校で 先輩の言葉はほぼ絶対だった。 俺は頭を下げねばならなかった。 かえって表情を見られなくてよかったかもしれない。 心の中で背中の毛を逆立てていた。 ──悠凛のファーストピアス開けるの、俺だから。 **] (47) 2026/01/13(Tue) 13:22:57 |