【人】 傭兵団長 ダイゴ[その声もまた、考えていなかった。 直前に倒したローブの人物。>>21 どおりで声が甲高いわけだった。 黒のローブの外れた頭には、肩口から見える金糸雀色には、 ギロリと血眼を見開き、自らを敵のように睨みつける彼女には、 あまりにも見え覚えが、ありすぎた。] 『そいつは、我々の敵です! 自分の享楽に従って継承戦をかき乱し、 我らが王の作ったこの国を、 砂の城の如く崩す事しか考えない、 自らの成り上がりを目論む獣だ! 野放しにしておくわけには行きません!』 [――客観的に見れば、それは国軍の内輪揉めだ。ようやく周りにいた人物が、地面に転がした奴らが、それなりに見たようなことがあるようなことも、把握した。 したの、だが。] (47) 2021/04/21(Wed) 19:10:10 |