人狼物語 三日月国

224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】


【人】 門を潜り ダヴィード

目を覚ます。顔を洗う。髪を整える。
昨日のうちに準備をしておいたシャツはぴんと糊がきいていて、
袖を通すとどこか爽快な気分になる。
小さなカップに濃い珈琲を淹れて、部屋に満ちる匂いと共に早朝の目覚めの一杯を楽しんで――――

とは、ならず。
人々が仕事の合間、昼食を楽しんでいる時間にようやく起きた男は、時計をたっぷり睨んでから大きなため息を吐いた。

「はぁあ〜〜〜〜…………?
 とりあえず……めし……?」


のろのろと身なりを整えて、やるべきことを指折り数える。
今日の予定は昨日の写真の現像とあといくつかの雑用。
靴に足を捻じ込んでどうにか目を覚ました男は、とりあえずいい匂いのする方へと歩き出した。

#街中
(48) NineN 2023/09/08(Fri) 22:47:07