【人】 「義」の神 ナハト[石畳の廊下を、靴底がたたく。 特に何てことのない理由だ。何かを探しているわけでもなく、何かを求めているわけでもなく。 ただ何となく、神の住まう城を散策していた] [────いや、理由はあったかもしれない。 彼がいると知っている城を散策し、彼に出会えば、胸をなでおろしたのだから] …ゼノン様、 [口元を緩め、名を紡ぐ。敬愛すべきあなたは、どんな顔をしていただろうか。 呼びかけ、近くにより、……一つ、なぞかけのような問を彼に投げる] (50) syuo 2019/10/05(Sat) 20:16:33 |