人狼物語 三日月国

224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】


【人】 corposant ロメオ

>>50 フィオレ

ちらとバックミラー越しに目を合わせた。
滅入った顔にかつての焔火の面影はない。
片眉を上げる。どうしたものか。

「フィーオレ……引き金は引かれたんだ」
「ケジメ付けに来たんだろ。
 あんまり落ち込んでちゃ撃った相手に失礼だぞ」

呼ばれた名前に振り返り、ああ、と意図に気付いて。
ドアを開けて後部座席に回れば、
「ほい」と優しく抱き締めようとした。

「泣きたきゃ泣きな〜」
「落ち着くまでこーしてていいから」

ぽんぽん、と背を穏やかに叩いては擦って、
安心させるために、いつもよりも落ち着いた声のトーンで。
自分が焚き付けたものだから、ちとばつが悪いのだ。


#BlackAndWhiteMovie
(51) susuya 2023/09/28(Thu) 10:31:31