【人】 花火師 ヴェルク>>46 シャト 「いいぜ。……行ってきな」 にこやかに告げて、扉を開いた。そうして見送った後。 ──男はレヴァティの手を掴んだまま、閉まる扉の前に立ち。 >>49 シェイド 「……あぁ、歌も踊りも得意なんだ。ほら、見ろよ」 まだ獣の温かさを残す手で獣と踊るキエを指差し(>>47 >>48)。 小さな声は歌に掻き消された。 …事にした。 楽しげに踊る2人に男の気分も上がる。 とても綺麗だ。 「ははっ!仕方ねぇな。…あ、でも近くにいんのはいいんだけどさ。 あんたは血は被んねぇ方がいいんじゃねぇかな。ほら、ああなっちまうし」 キエを指した指先は 多幸感 に酔う獣に向いた(>>50)。それから、男の名を呼ぶ獣に気がついて。 「…おー、見てる見てる。2人とも 綺麗 だぜ」と、聞こえるかも分からない声で言葉を返す。 「……そういや、血を吸う花とか作れんの? ここまで派手に血塗れだしさ、 真っ赤 に咲きそうじゃん。あ。ルヘナにやったら喜ぶんじゃねぇかな?俺も 赤い花 は好きだ」ルヘナの部屋は花が沢山で。でも宴が終わったら没収されるか。 「……んー。レヴァティとキエが遊ぶのに、何がいいかねぇ。 俺は何にすっかな。歌が聞こえねぇのもなんだし能力はやめとくんだけどさ」 キエの血を避け、並べられた武器の方へと移動。 早く選ばないと今宵の演目が終わってしまう。 「な、どれがいいと思う?」 (51) 2022/06/22(Wed) 22:49:13 |