[否定されるかも、とは、思っていた。
どうも会話の肝心なところははぐらかす癖がある風に見える"先輩"だから、"そんな事ねぇよ"、なんて言われるかも、と。
────あ、認めた。
>>48と驚きが走ったと同時、松本さんの"こっから先は入ってくれるな"という領域に、少しだけ踏み込めた気がした。
そこまで知ってしまった人の事、知りたいと思ってしまった人の事、失いたいなんて思うはずもなく。
"泣きます"なんて恫喝みたいに宣言しながらまた新たな涙を伝わせた私は、なんていうか、優しくも乱暴に、撥ね除けられた……んだと思う。]