【人】 傭兵団長 ダイゴ[書店含めた比較的堅牢な店の通りを抜けて、露天の通りとの境目を見回す。とはいえ、此方の目的は暴動や乱闘のの鎮圧であって、旅人達の思惑>>51なんて露程にも感じていなかった。 皇子らのいざこざに紛れて取巻きの大臣が税金を上げようだの観光客を制限しようだの好き放題宣っているせいで、民衆は尾鰭背鰭をつけて抗議という名の暴動を起こしているという、解決のしようもない、あちがちといえばありがちな泥沼。 ひとつを止めたっていずれはもうひとつ、またひとつと浮き上がってくるだろう問題は、現状数でなんとかするしかない。 だからこそ、向こう側から監視をしているような視線に見えても>>45>>48>当人としては目に入ったと形容しても良いかはわからない。 その上、初めこそ目線は自身と同じような高さに留まっていたが、不意にそれは足元へと移り、顔だけでなく身体を捻り、歩いてきた方角をもう一度走りだすこととなる。] (52) 2021/04/15(Thu) 6:06:01 |