人狼物語 三日月国

230 【完全RP/R18G】アダムとイヴにさよなら


【人】 苗床環者 メディウム

− 楽園の片隅で・リヒトーヴ −



[その美しいひとは、いつだってこの地にいた。静謐な空気を纏わせて箱庭を守護していた。……立ち尽くすそのひとの元へ、3つの影が近づく。]


「コギト・エルゴ・スム!我思う故に我有り、いい言葉だよねえ。」

「De omnibus dubitandum. 全てについて疑うべし……そうですわね、私たちの様な人間は特に大切な言葉です。」


よかった、まだ居てくれた。
こんにちは、リヒト。騒がしくてごめんな。少しいいだろうか?


[フラスコの中の小人と水槽の脳が、壁に彫られた文字を読みあげ、植物の娘が機械の身体へ声をかける。]

……きみはいつか、この『楽園』の外へ行ってしまうのだろうか。いつだって、寂しそうだったから。
「『友』がいたと、以前お聞きしましたわ。彼を探したいと、そうずっと思っていたのですか?」

「あ、いやオレらはそれを止めるつもりは無いよ!元々、ご厚意でココ使わせてもらってるだけだしね。最初は違う場所で研究してたし、君が去ってしまっても勝手に研究も保全も続けるつもり〜」



[3人の「人間」が、口々に告げる。]
(54) 2023/11/28(Tue) 22:20:29