【人】 天狗 1回生 ヨシツネ―大図書館 プラチナ、アカツキと>>49― 聞き覚えのある声、比較的自由の効く首から上だけを向けて、応答しようとする。 「だ…――じょぶ。」 相変わらず、途切れ途切れの言葉を捻りだすのが精いっぱいだが、せっかくのグランドに二人の手を煩わせるのも嫌だった。 最悪、落ち着ける場所に寝かせて置いてくれれば、僅かずつではあるが回復できる。 だから、僕を放っておいて二人きりになってくれても大丈夫。 なんとか力を振り絞って、二人にピースしてみせたりするが、伝わったろうか。** (54) 2023/06/23(Fri) 18:36:32 |