【人】 蕃神 雷恩 ……そう、「貴女」に。 [これ、という言葉を訂正する。>>49 本来であれば態々言及するというのはしないのだけれど。 何故か、それをしなければならないような気がしたのだ。 珍しいことに、己の未熟な感情の部分が刺激されている。] これを干渉というのなら、そうなのだろうね。 干渉というより、共鳴に近しくはある気がするよ。 ――……。 [何処か、貴女を拒絶しているような彼女。 口からまろびでるその願いは。 まるで、旧人類の行うゆるやかな自殺というものなのではなかろうか。 何せ、わざわざ旧人類に戻ろうというのだから。 ただ、少しだけ不思議ではあった。 貴女は食い尽くすというよりも。 寧ろそこで咲き誇るだけのように思えたから。 花は、食い尽くせば枯れるだけ。 ――それは違うような気がする。という言葉の代わりに。] (54) 2023/11/20(Mon) 21:13:46 |