【人】 凍剣士 スピカイルがテンガンに抱かれて、淫らに喘いでいるのを見て、どうしようもなく昂ったのです。 自分でも、抑えられない程に。 [堕落の度合いで言えば、自分より上はいるだろう。 けれど、如何に壊れてしまったかで言えば、きっと自分だろう。 イルが大切だからこそ、このまま二人で堕ちていった先に何が待っているのか知りたい。 どこまでも独善的で、以前の自分であれば吐き気のするような思想。 もう、「スピカ」と呼ばれていた人間とは、限りなく近い別物になっている。 こんなものは、愛ではない。 これはもっと根源的で、もっと大きな力を持つ感情――] (55) 2021/05/05(Wed) 1:28:57 |