【人】 三ノ宮 緋雁[設計思想の話をしたら、その機械は、笑った。>>44 それがとても自然な動作に思えた。 オレの持つ人類像と照らし合わせて、似ている、と感じるぐらいには。 オレもつられて嬉しくなってしまったけれど、その前からずっと笑顔でいたから、差はわからなかったかもしれないね。 名付けたのは所長ではなく旧人類だとリヒトは言う。>>45 それを聞いてもう一度、オレの中で何かの思考が動きかけて──すぐ、消えた。 自分の中で何が起きてるのかわからないまま、オレはリヒトの元を去った。こういう感覚を覚えたことは、この研究所に来るまで無かった気が、した]* (56) 2023/11/20(Mon) 21:14:11 |