【人】 学生 五反田 健吾─ 回想:同級生近藤 絵里香 ─ [ 彼女は喋ることが好きなのだろうか>>40。いや、社交的と言った方がいいのだろう。ひとつを喋れば返ってくる情報に、表情を変えないまま受け止める。だが、羨まれても喋ることがない。どうしようか悩んで。] ……じゃあ、誰かに連れて行ってもらえば いいんじゃないか? [ 土地勘がないというのならそうすればいいだろう、そう思ったけれど。仲良くなって少しして引越しということなら、行く機会はなかったのかもしれない。 自分と汐里の関係。たまに勘違いしては、そのまま突っ走るものがいないこともなかったような。 だから彼女は随分と道理を心得ているように見えた。当事者としてはありがたいことだ。] (59) 2020/11/21(Sat) 18:03:39 |