人狼物語 三日月国

113 【身内】頽廃のヨルムガンド【R18G】


【人】 木偶の坊 エドゥアルト

──エドゥアルトは、自称・狩人<ハンター>だ。
身を潜め、ワンショットワンキルのチャンスを待ち、狙撃するのがほぼ定石。しかし、育ちや"種"の影響か腕力や体の頑丈さのほうに自信があるのも確か。

だから、メンバーによっては前に立つこともよくあった。
オーウェンやレイと共に同行した依頼は、前に立つことが多かっただろう。邪魔だと言われれば素直に従った。なにせINT1の脳筋。作戦は人に任せきりだ。
近づいてきた敵なんかは愛用の銃でぶん殴っては蹴散らし、蹴っては転がすこともままあった。魔法道具を使われるのは厄介であったが……。
──"ファミリア"は、そう、特別だ。壊れる心配はない。眉ひとつ動かさず、黙々とやってのける。"猿"退治に今更躊躇いもない。
──エドゥアルトは、依頼内容だけはなにがあっても全て守る。

やがて仕事を終えたのなら、依頼へ出た時とさほど顔色を変えず帰還し、

「…………お疲れ」

同行した仲間には、相変わらず最低限の言葉だけを投げかけたのだった。
(61) DT81 2021/12/08(Wed) 15:55:15