人狼物語 三日月国

139 【身内】花咲く日、蜜の香りと踊る【RP村】


【人】 風来人 ユピテル


「──どっ こいせっ、と」

街が昼とはまた違った表情を見せる花祭りの夜。
危なげなく一際大きな木に登って、その枝に腰掛けた。
花舞の演舞と、それを見物する人々がよく見える特等席。

「良い風吹いてる?」

両足をぶらりと投げ出して、遠く壇上を見遣る。
旅人の問い掛けに返答はなく、ただ優しい夜風が頬を撫でた。
(61) unforg00 2022/03/24(Thu) 20:33:17