【人】 管制官 スピカ【カウンセリングルーム/ちょっと前】 [冷たい水を一気に呷る。その冷たさに食道が収縮し咽た] ……ああ、ありがとう。 [自分が思っていた以上に彼女のことが疵になっていたことに、スピカは驚いていた] ……私はよかれと思って、色々言ってしまった。 でもそれは私が「思ってた」だけで、あの子には重荷にしかならなかった。 私がやったことは……ただのエゴの押し付けだった……。 [スピカに両親がいたら、きっと 親身になって助けるのはいいこと、でも他の人はあなたじゃないのだからちゃんと気持ちを考えてあげて と教えられたのだろう。 だがスピカを育てた先生方は調和を良しとし 助け合いましょう、困っている子がいたら寄り添って助けてあげましょう とだけ教え、スピカもそのように育った] (61) 2022/07/11(Mon) 9:05:41 |