【人】 うさぎとかめの子 因幡 とき― 数年後、もしくは夢の未来 ― [見知らぬ人間が突然あらわれた。 おばあちゃんが招き入れた。 明るい髪色はきれいだったけれど、 知らない人は怖い。いや、怖くないけど。 サッと理恵の後ろに隠れる。 でも何だか心許無くて、ササッとフウタの後ろに移動する。 見知らぬ人間が、自分の事を話している。名前を名乗る。 「み?」とおそるおそる聞き返せば、もう一度名乗ってくれる] みおん……? [そう、と見知らぬ人間は頷いた。 「あなたは?」と、みおんが言った] そ、…… そこの りえ と、こっちの ふーた のむすめ。 (61) 2021/01/11(Mon) 3:17:31 |