【人】 厨房担当 ゲイザー[母方の祖父母が、結婚直後に数年間暮らして青春を謳歌したイギリス。その思い出話の中にパンク・ロックがあった訳ではなかったけれど――。 輝かしき思い出の品と話とを通じて、星から星に移るみたいに璥の関心は広がり、自然とロンドン・パンクのことも知るようになる。 ……祖父母にせよ璥にせよ、悪く言ってしまえば「イギリスかぶれ」の面も否めなかったが。 丁度璥が10代だった時代にも、日本の都心の一部(?)で賑わっていたロリータ絡みのパンクファッションが注目を浴びていたことがあって。 もうちょっと昔にはすごいパンクの人たちもスナップ誌にもっといっぱい載ってたんだよ、とは親戚のおばさんの言。 「好きな姿でいていい」への期待抱くことになる>>0:259速崎璥が、『うさぎの遠藤さん』にすんなり慣れたのには、こうした背景もあったのだろう。 そんな「遠藤さん」の髪はいつしか少しずつ伸びていき。 「がっつり」なレザー以外のコーディネートも増えていったのだけれど。] (62) 2023/03/03(Fri) 10:43:41 |