折角の祭りだというのに苦労を掛ける。
……、それに、また、こっちに足労をかけた …な。
[傘の返却の約束
>>0:358>>52は覚えているが
面倒を食わせるなら捨てても支障無い財で。
実を言えば、送り届けたい気持ちの名残
>>0:356が強く、
然れど送ればまた彼女の家に厄介になりそうな自身の甘さを
危惧したことの方が記憶に鮮明である。
水中生活では腕より役立つ鰭に変えて手に入れた二本足で
全うせんとする使命を忘れて、傍に居たいと願う心を。
彼女の善性と親切は、喪った家族を思わせるものであるから*]