人狼物語 三日月国

224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】


【人】 Commedia ダヴィード

>>62 ペネロペ

一人であれば少し気後れしそうな隠れ家だ。一緒に来てくれる先輩がいてよかった。
……いや、自分達は隠れ家から歩いてきたのだから正しくは隠れ家「風」か。
とりとめのないことを思うし、いくらかは口から出てきたかもしれない。

促されるままに着席するが貴方の頼んでいるカクテルが何なのかもわからない。
大人しく椅子に座って店内を見回しているうちに提供された一皿は、一日以上何も食べていない人間にとって魅力的すぎた。

「本当に……めちゃくちゃ美味しそうですね。
 え、これ、ねえもう食べていいですか?」

なので、我慢ができるはずもなく。
煮込まれても素材の食感を失わず、シチューの味をしっかり吸い込んだ具材たち。
ほどよくあたためられたパンを浸せば、しっとりと口の中の傷に障らない美味しさが口の中に広がる。
合間に口にしたカクテルはやさしい甘酸っぱさが特徴で、貴方がこれを選んでくれたのがじんわりと嬉しかった。

#バー:アマラント
(63) 2023/09/29(Fri) 7:54:29