【人】 Cucciolo アジダルあ゙っッづ、ぁ!? なにしやがんだあんた!!?? [ 飛び散った火花に纏わりつかれ、項を押さえて飛び上がった。 まだオイル入ってるだろなんてことしやがると、 愕然とした顔を披露する。 銃口の狙いを一切ブレさせないまま振り返るも、 犯人は寧ろ顔面の傷跡を歪ませ怪訝な顔をするばかり。 それもそうだ。 記憶の中に存在するボスは彼を知らず、 その姿を見ること等なかったんだから。 ] は? 何と話してるって、ここにいるこいつとだけど ……いるよ!? 違う、ほらここ、 違う違う、キメてもないしトんでもないってば! [ 薬はご法度だが、と重低音で吐きつける眼の冷たさが そのまま背筋を這い上がったようだ。 血と体液に塗れているのはこちらの方だというのに、 青年はその赤く塗られた爪の色に臆して喉を鳴らす。 彼女の眼ともう一人の眼を何度も視線で往復し、 とうとう額に掌底を押し当てて唸り声をあげた。 ] (64) 2020/10/02(Fri) 6:47:02 |