【人】 機関設計士 スタンレーー街中 ノアとー >>62 ノア [スタンレーは、美容やおしゃれに疎く、化粧品や香水の知識はとんと無かった。 もちろんディアスにも行ったことがなく、ノアとは初対面であった。 彼女と目が合った。 いや、 ー合ったような気がしたー というのも、彼女の瞳は焦点が少し定まっておらず、彼女の視力の弱さは、初対面のスタンレーにも見て取れた。] 「君…、いや」 [「目が見えてないのか?」なんて問おうとして、頭を振る。不躾な質問、誰が出来ようか。] 「怪我が無くて良かった。俺は、機関設計士のブルー・スタンレー。 これから何処かに向かうのか?良かったら、付き合おうか?」 [いつものお節介が顔をだす。 それに、彼女には放っておけない何かを感じた。 初対面の相手のプライベートに踏み込む事は出来ない。 彼が今出来る唯一のさりげないフォロー。 彼女が応じない可能性は気にせず、スタンレーはごく自然と提案するだろう。]* (64) 2020/05/13(Wed) 17:12:37 |