
![]() | 【人】 七川 惺……今日、だからさ。 俺にできることは、あと、何があるのか。 考えていたら、雑念に囚われて 考えが纏まらないから。 [ざぶっと一度身体を沈めて、 それから、湖畔近くまで泳いでやってきた。 月明かりに照らされる上半身。 貌の輪郭と筋肉の隆起が、蒼く昏く影を作る。 髪にも、肩にも、胸にも、 流れ星のように雫が滴っている。] ──お前を王にしたい。 子供の頃からの夢が叶った。 不満があるとすれば…… お前の隣に座れないこと。 お前の半身になれないこと。 言ってもせんなきことだった。忘れてくれ。 [睫毛からも、星の雫が滴った。*] (65) 2026/08/19(Wed) 23:08:39 |