【人】 第11皇子 ハールーン[とある西方の国。貴族のお嬢様のお付きの執事になるための試験会場でダレンと出会った。なぜか人狼騒動に巻き込まれて一悶着あったのはまた別の話だが。 執事になりに赴いたのに、執事──ここでは正しくは『従者』だけど──を連れて帰って来ることになるなんて。] (……俺だって想像だにしてなかったよ?) [思い返しながら、彼を見つめた。 穏やかに生きていきたくて、その試験を受けに行った。試験に落ちたとはいえ、自分は帰ることを選んでしまった。 それはどうしてか。考えをめぐらせれば、答えを出す事は出来そうだけれど。] (66) 2021/04/15(Thu) 14:32:24 |