人狼物語 三日月国

224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】


【人】 陽光の元で ニーノ

>>64 フィオレ

呼んでもらえた名は今の家に迎えられる前まで抱いていたものだ。
形にしてもらえる度に "戻れた" 感覚がして嬉しかったから、笑みを深めたけれど。

「え〜大きな声がオレのトレードマークってこと?
 恥ずかしいな、もういい大人なのに……」

頬を掻きながら自然、ついと視線が逸れた。
小さな頃から自身を見ている貴方にとっては何年経とうが子供のようなものかもしれないけれども、こちらとしてはようやく去年成人できた気分でいるから。
とはいえそんなことだけで拗ねるのもそれこそ子供だし、そもそも機嫌を損ねたわけではないからすぐに向き直る。

「休憩時間だからいいんだろ。
 仕事中だったらできなかったからタイミング良し」

まだ次の見回り時間までに余裕はある。
預かった袋を言われた通りに近くの空いたベンチまで持っていけば、貴方を振り返った。

「……にしてもこんな大量の荷物、家用?
 それとも職場のものなのかな」

#商店街
(67) mspn 2023/09/09(Sat) 8:28:51